「社会保障制度の現状と課題~政治に翻弄される政策決定」
講師: 鈴木穣(東京新聞論説委員、特定社会保険労務士、キャリアコンサルタント(国家資格))
〈内容〉 複雑だと思われがちな日本の社会保障制度の基本的仕組みはどうなっているのか。少子高齢化社会を迎えた今、直面している課題は何か、私たちは乗り越えることができるのかといった視点で政策の現状を明らかにします。一方で、厚生労働省の政策決定には官邸や政治が深くかかわっています。社会保障は政策のかじ取りを誤ると国民からの支持を失うことにもなるため、絶えず政治リスクが政策決定に影響を与えます。厚労省を取材してきた経験から長期政権を担った安倍政権を中心に、政治が政策決定にどうかかわってきたのかも検証します。
〈プロフィール〉 鈴木穣 すずき・ゆずる 1962年、静岡県生まれ。日本大学芸術学部卒。中日新聞東京本社(東京新聞)編集局特報部、生活部、政治部などを経て、論説委員。2010年から厚生労働省を担当し、年金、医療、介護、子育て支援などの社会保障政策や労働・雇用問題、コロナ対策などをウオッチしてきた。北欧の雇用政策を取材し、日本の課題を連続社説で問いかけた。2006年4月から2年半、TBSラジオのニュース番組で解説を担当。特定社会保険労務士、キャリアコンサルタント(国家資格)。著書に「連鎖・児童虐待」(共著 角川oneテーマ21)、「厚労省-劣化する巨大官庁」(新潮新書)がある。
ニュース深掘り講座
~記者や有識者が徹底解説!過去開催講座を特別にお届けします
ニュース深掘り講座は、東京新聞の記者・論説委員や外部の有識者が、時事問題や専門分野を深掘りして解説する話題のオンライン講座です。
ニュース深掘り講座の過去の開催回から一部を、アーカイブの動画でお届けします。
ご購入いただいた動画は、1カ月間の視聴期間に、お手持ちのスマートフォンやパソコンからいつでもご視聴いただけます。専門的知見から、物事の深層に迫る分かりやすい解説をぜひお楽しみください。