「現代に問う家族のカタチ~LGBTQと社会を考える」
講師:落合恵子(作家)
〈内容〉 1980年代、直木賞候補の常連だった作家・落合恵子さんは1990年春、1冊の小説を世に送り出しました。同性愛者やシングルマザーとその息子など、多様な人々が個を尊重しながら大家族のように暮らす、居心地いい家族のあり方を描いた小説です。昨年、30年を超える時を経て、東京新聞が復刊した小説「偶然の家族」の作者、落合さんと、LGBTQ(性的少数者)や女性などの生きづらさや差別をなくす取り組みを取材してきた社会部・奥野斐記者が、性や家族、多様性を受け入れる社会のあり方などをテーマに対話します。
〈プロフィール〉 落合恵子 おちあい・けいこ 1945年、栃木県生まれ。作家。子どもの本の専門店と女性の本の専門店、オーガニックレストランなどを核とする「クレヨンハウス」を東京・表参道と大阪・吹田で主宰。育児雑誌「月刊クーヨン」、オーガニックマガジン「月刊いいね」発行人。著書に『決定版 母に歌う子守唄 介護、そして見送ったあとに』『泣きかたをわすれていた』『明るい覚悟 こんな時代に』など。海外絵本の翻訳も数多く手掛ける。2020年、子どもの文化全般に寄与した功績を評価され、第55回ENEOS児童文化賞を受賞。
聞き手:奥野斐(東京新聞社会部記者)
〈プロフィール〉 奥野斐 おくの・あや 1983年、新潟県生まれ。お茶の水女子大卒。2006年、中日新聞社入社。愛知や石川での取材を経て、東京本社社会部。女性、子ども、LGBTQ(性的少数者)の課題を継続して取材しており、主なテーマはジェンダー、同性婚、保育、教育問題など。東京新聞の子育てサイト「東京すくすく」編集チーム。同僚らと取材の裏話や思いを伝える音声番組「新聞記者ラジオ」もインターネットで配信している。
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