「政治と学問は対立すべきか~日本学術会議法改正案を検証」
講師:望月衣塑子(社会部記者)
〈内容〉 日本学術会議の会員選考で第三者委員会の設置など外部の関与を強めようと、政府は今国会での法改正を目指している。学術会議側は「独立性を侵害する」と真っ向から反対する。科学技術の軍事転用を視野に入れたものという指摘もある。2020年秋の菅義偉首相(当時)による会員候補者6人の任命拒否問題から2年余。政府は「学問の自由」をどう考えているのか、そして、法改正で何をもくろんでいるのか。改正案の問題点を検証しながら、どうすれば政治と学問は信頼関係を回復できるのか考える。
〈プロフィール〉 望月衣塑子 もちづき・いそこ 1975年東京都生まれ。慶応大学法学部卒。2000年、中日新聞社入社。東京本社社会部で東京地検特捜部を担当。経済部では武器輸出問題を取材。現在は社会部で外国人の難民認定問題、旧統一教会信者への取材に取り組んでいる。著書に「武器輸出と日本企業」(角川新書)「新聞記者」(角川新書)「日本解体論」(共著・朝日新聞出版)など。武器輸出の一連の報道で2017年に平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、18年に菅義偉官房長官会見での取材などでメディアアンビシャス賞特別賞に選ばれた。
〈チャプター〉
00:00:23 オープニングトーク
00:07:08 通常国会で学術会議法改正案提出へ
00:20:57 今国会の提出見送り
00:24:10 任命拒否した6人の行方は
00:31:35 各国アカデミーについて
00:39:51 2021年 菅前首相 候補者6人任命拒否
00:41:40 官邸の学術会議人事への介入
00:51:27 侵害される学問の自由 表現・言論の自由
00:56:33 ネット、TVで広がる大量の誤情報
01:03:43 目指すのは米国型の軍産複合体国家か
01:07:40 「DARPA」の様なシンクタンク創設へ
01:10:30 質疑応答
01:27:25 まとめ
01:29:37 おわりに
【収録時間 01:30:17】
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