「人権を守れるのか~外国人労働者と難民の問題を検証」
講師:望月衣塑子(社会部記者)
〈内容〉 反対デモなどが続く入管難民法の改正は、難民申請中でも外国人の送還を可能とし、保護されるべき人が保護されなくなるのではないかと批判されている。時を同じくして、外国人の技能実習・特定技能両制度の見直しが検討され、新制度で外国人労働者の人権が守られるのかと指摘される。これまで軽んじられてきた外国人労働者と難民の人権は、法改正や新制度で守られるのか、それとも、さらに軽視されることになるのか、2021年に名古屋出入国在留管理局の施設で、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題を精力的に取材してきた望月記者が真相に迫る。
〈プロフィール〉 望月衣塑子 もちづき・いそこ 1975年東京都生まれ。慶応大学法学部卒。2000年、中日新聞社入社。東京本社社会部で東京地検特捜部を担当。経済部では武器輸出問題を取材。現在は社会部で外国人の難民認定問題、旧統一教会信者への取材に取り組んでいる。著書に「武器輸出と日本企業」(角川新書)「新聞記者」(角川新書)「日本解体論」(共著・朝日新聞出版)など。武器輸出の一連の報道で2017年に平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞、18年に菅義偉官房長官会見での取材などでメディアアンビシャス賞特別賞に選ばれた。
〈チャプター〉
00:02:34 オープニングトーク
00:04:38 特定技能の業種拡大へ
00:07:39 人権侵害の技能実習制度が横行
00:14:00 スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん
00:20:05 一度見送りの入管法改正案
00:24:29 入管改正法が可決成立すると…
00:29:00 仮放免10年以上の人に突然の収容
00:32:30 入管改正法採決を阻止するために…
00:35:23 大阪入管酩酊医師問題
00:45:55 難民認定について
01:04:48 アフリカ出身男性 車椅子なのに11時間以上拘束
01:07:28 柳瀬房子参与員に偏り
01:08:13 各国の送還・収容の状況(難民認定率)
01:15:30 質疑応答
01:29:10 おわりに
【収録時間 01:29:33】
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