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フォトサービス 2022年11月25日 <集いの杜>夕映えの とんがり帽子(明治神宮外苑)

フォトサービス 2022年11月25日 <集いの杜>夕映えの とんがり帽子(明治神宮外苑)

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価格:710円~8,150
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 いちょう並木が色づき、一年で最も多くの人が明治神宮外苑を訪れる季節がやって来た。

 秋の日差しが黄金色のイチョウに染められ、並木の下は明るい光に包まれているようだ。歩道はスマホを手にした人で溢(あふ)れ、はみ出さないよう規制線が張られていた。喧噪(けんそう)の中からは外国の言葉も聞こえてくる。

 外苑のイチョウの特徴は、円すい形の整えられた美しさだ。離れて見るとそれがよく分かる。

 そこから北へ二キロ。「親」に当たるイチョウが植わっている。新宿御苑の遊歩道沿いに残る十本ほどは江戸時代、武家屋敷の防火樹として植えられた。樹齢三百年で、外苑の約三倍。どっしりと幹は太く、枝は上へ横へ奔放に伸びる。

 大正時代、ここから種を取り、育てたのが外苑のイチョウである。カメラを構えていた女性に話し掛けると「同じイチョウとは思えませんね」と驚いた。

 外苑のイチョウのうち六本で生育不良が見つかった、と日本イコモス国内委員会は十日、発表した。来年にも始まる一帯の大規模な再開発で生育が悪化する懸念はかねて示されていた。

 「千年生きても不思議ではない」(樹木学者)というイチョウ。新宿御苑のように時代を重ねることができるのだろうか。

文・森本智之/写真・内山田正夫
夕日を浴びてまばゆい黄金色に染まるいちょう並木=港区で
※100年近い歴史を誇る明治神宮外苑。再開発の波にさらされる杜の今を、写真で記録します。随時掲載。

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