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フォトサービス 2023年1月30日 朝焼けの東武特急

フォトサービス 2023年1月30日 朝焼けの東武特急

tokusen20230130-2L他
価格:710円~8,150
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 冷たい空気の中、日の出を迎えた渡良瀬川の土手で列車が来るのを待っていました。目の前には雪化粧した富士山がドーンと見えています。やがて東武鉄道の特急スペーシアの回送列車が利根川の鉄橋を渡り、富士山の手前を通過=写真。シャッターを連射した私は「やった」と心の中でガッツポーズ、思わずにやけてしまいました。

 朝焼けの富士山と東武鉄道の電車を撮影できるのは、栗橋-新古河間の渡良瀬川の土手です。新古河駅東口を出て目の前の渡良瀬川の堤防上の道を南へ30分ほど歩いた場所です。

 撮影できて喜ぶのはいつものことですが、この日の喜びは格別でした。実はこの場所には年末から3回通ったのです。富士山がすっきり見えていないと写真が成立しませんので、「GPV気象予報」というウェブページで雲量予報を確認し、埼玉県から富士山まで、雲が全くない予報が出た時に出かけていたのですが、山頂に薄雲がかかったり、山の手前を小さな雲が通過したりと、きれいな山容に恵まれませんでした。3回目でやっと雲一つない空に恵まれたのです。

 撮影場所の土手からは富士山だけでなく、浅間山や妙義山、赤城山、日光の山々、筑波山など多くの山並みを一望できるので、散歩コースとしてもお薦めです。(写真部・笠原和則)
朝焼けに染まる中、鬼怒川温泉駅へ回送される、東武線の特急スペーシア。折り返し「きぬ118号」となる=埼玉県加須市で

ツイッター「東京新聞鉄道クラブ」メンバーによるコラムです。

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