2月8日(木)
「旧統一教会への解散命令の行方~メディアの役割」
講師:鈴木エイト(ジャーナリスト)
聞き手:飯田孝幸(編集局次長)
〈内容〉 安倍晋三元首相銃撃事件で”可視化”された統一教会と政界の癒着。反社会的なカルト団体と政治家の不適切な関係の陰で見過ごされてきたカルトの被害者たち。権力を監視し被害者の声を拾いあげ社会に提示する役割をメディアが果たしてきたと言えるのか。社会的弱者を救済すべき政治家が加害組織の体制保護に寄与してきた構造、そして「空白の30年」を生んだ責任はどこにあるのか。カルト的な宗教団体による政界工作、社会はこの問題にどう向き合っていくべきなのか。教団内部資料や独自取材の成果から解説する。解散命令の請求を司法はどう判断するのか。被害救済、再発防止、政界とカルト団体の癒着を断ち切るための今後の課題とは。そして山上徹也被告の公判の焦点や見通しについても語る。
〈プロフィール〉 鈴木エイト(すずき・えいと) 1968年、滋賀県生まれ。日本大学経済学部卒。学生時代はパンク系バンドでボーカルを担当。卒業後、ビル管理会社に就職。2002年、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の特集番組を見て、教団の存在を知った。アンケート名目など渋谷で偽装勧誘しているのを目撃し、阻止活動を始めた。09年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」に参加してジャーナリスト活動を本格化。現在、同紙主筆。地道に旧統一教会の問題を取材、監視してきた。昨年7月、教団信者の息子である山上徹也被告が選挙応援に来ていた安倍晋三元総理を銃撃、殺害する事件が発生。教団の問題がクローズアップされ、長年の取材活動に注目が集まった。著書に「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」(小学館)、「『山上徹也』とは何者だったのか」(講談社+α新書)。2023年、報道に関する各賞を受賞。「メディア・アンビシャス賞 特別賞」、「日隅一雄・情報流通促進賞 特別賞」、「日本外国特派員協会報道の自由賞」、「調査報道大賞デジタル部門優秀賞」(報道実務家フォーラム主催)、「日本ジャーナリスト会議(JCJ)大賞」、「第23回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞 草の根民主主義部門大賞」。「大宅壮一ノンフィクション賞」にノミネートされた。
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