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フォトサービス 2022年7月8日 トビハゼ 恋の季節(千葉・市川 行徳湿地) (2)どや顔☆
フォトサービス 2022年7月8日 トビハゼ 恋の季節(千葉・市川 行徳湿地) (2)どや顔☆
tokusen20220708_2-2L他
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東京湾奥部の千葉県市川市の行徳湿地(行徳鳥獣保護区)で、トビハゼが繁殖期を迎えた。オスがジャンプや尾部をくねくねと動かすダンスでメスへの求愛行動を繰り広げている。
夏の太陽のもと、潮が引き始め干潟が現れると、巣穴からたくさんのカニが出てきた。その間をトビハゼがピョコピョコと跳び回る。うつぶせ姿勢で撮影していると、すぐ横でトビハゼがまったりしていて、思わず笑みがこぼれた。
トビハゼはハゼ科に属し、体長約10センチ。太平洋岸、瀬戸内海沿岸などに分布し、東京湾は北限にあたる。頭頂部に突き出た愛嬌(あいきょう)のある大きな目が特徴。発達した胸びれを使い干潟の泥上を跳ね回ることから、英語では「マッドスキッパー(泥の上を跳ね回るもの)」と呼ばれる。
環境省のレッドリストの準絶滅危惧種に指定され、全国的に生息状況の悪化が危ぶまれている。
行徳湿地は、高度経済成長期の大規模な開発にともなう埋め立てや水質汚濁などで失われつつあった野鳥の生息地として人工的に造成された。トビハゼは昨年の調査では約500~1000匹が生息しているとみられる。
行徳鳥獣保護区の管理を委ねられているNPO行徳自然ほごくらぶの野長瀬雅樹理事(44)は「ここは身近に自然を観察できる場所。全国的に少なくなった干潟が人と生きものにとってとても大切なものであることを体感してほしい」と語った。
定例園内観察会は、毎週日曜・祝日(雨天中止)。当日受け付け、参加無料。問い合わせは同保護区管理事務所=電047(397)9046=まで。
文・梅津忠之/写真・梅津忠之、中西祥子/紙面構成・岡本恵里子
付け根の筋肉が発達した胸びれを、まるで腕のように使う
注意事項
お届けする写真には「東京新聞 / 東京中日スポーツ」の透かしは入りません。
写真サイズの比率により余白部分が出る場合がございます。ご了承ください。
プリントする用紙は縦向きとなります。
お届けする写真は、より実際のイメージに近づけるよう、画質補正・色調補正などを行っております。お客様がお使いのモニターにより印象が異なる場合がございますので予めご了承ください。
お分けする写真は、個人で記念として保存されるものに限ります。
出版物への転載、複写は固くお断りします。
受注制作のため、入金確認後、1週間~10日前後程度でのお届けとなります。半切・全紙サイズは1ヶ月程度かかります。
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夏の太陽のもと、潮が引き始め干潟が現れると、巣穴からたくさんのカニが出てきた。その間をトビハゼがピョコピョコと跳び回る。うつぶせ姿勢で撮影していると、すぐ横でトビハゼがまったりしていて、思わず笑みがこぼれた。
トビハゼはハゼ科に属し、体長約10センチ。太平洋岸、瀬戸内海沿岸などに分布し、東京湾は北限にあたる。頭頂部に突き出た愛嬌(あいきょう)のある大きな目が特徴。発達した胸びれを使い干潟の泥上を跳ね回ることから、英語では「マッドスキッパー(泥の上を跳ね回るもの)」と呼ばれる。
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定例園内観察会は、毎週日曜・祝日(雨天中止)。当日受け付け、参加無料。問い合わせは同保護区管理事務所=電047(397)9046=まで。
文・梅津忠之/写真・梅津忠之、中西祥子/紙面構成・岡本恵里子