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フォトサービス 2023年10月15日 燃えるような赤に赤 国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県滑川町・熊谷市)

フォトサービス 2023年10月15日 燃えるような赤に赤 国営武蔵丘陵森林公園(埼玉県滑川町・熊谷市)

irodori20231015-2L他
価格:710円~8,150
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商品概要

 秋風に誘われ、埼玉県滑川町と熊谷市にまたがる国営武蔵丘陵森林公園を訪れた。入り口から続く薄暗い森の中を歩いていくと、鮮やかな色が次々と目に飛び込んできた。なだらかな丘の斜面に赤、黄、ピンク、ローズ、オレンジ。5色の「ウモウゲイトウ」が咲き誇り、ストライプ模様を織りなす。園内の約8千平方メートルに、昨年の倍となる約80万本が花穂を揺らしていた。

「ケイトウ(鶏頭)」はニワトリのとさかに似ていることから名が付いた。中でもウモウゲイトウは「羽毛」のようにふわふわした長い花穂を付けるのが特徴だ。

爽やかな青空、穏やかな陽気。花々の間をチョウやハチが飛び交い、羽を休めるうららかさに、今は春かと勘違いしそうになる。そんな視野の端に、ひときわ強く主張をしてくる色があった。

炎が燃え上がるような赤色だ。「ふわふわ」と先述したが、その花穂に宿るのは力強さ。周りを赤トンボたちが、それぞれの好みの一本を選ぶように飛ぶ。他には目もくれず、その色だけに引かれるように。お気に入りが見つかると、何時間も止まり続ける姿が印象的だった。

夕暮れの近づいた帰路でケイトウについて調べた。学名の「セロシア」はギリシャ語の「燃焼」に由来するとわかり、駅のホームで得心した。

炎のような熱を帯びた「赤色タッグ」が夏を送り、秋を呼び込んだように思えたからだ。(文と写真・平野皓士郎 紙面構成・折尾裕子)

紙面より一部抜粋(2023年10月15日発行 東京新聞朝刊)
燃え上がるように真っ赤に色づいたウモウゲイトウに赤トンボが止まった=2日、埼玉県滑川町で

注意事項

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出版物への転載、複写は固くお断りします。
受注制作のため、入金確認後、1週間~10日前後程度でのお届けとなります。半切・全紙サイズは1ヶ月程度かかります。

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