<展覧会紹介>
「世界のムナカタ」として国際的な評価を得た版画家・棟⽅志功(1903-1975)。
⼀⼼不乱に版⽊に向かう棟⽅の姿は多くの⼈々の記憶に刻み込まれています。棟⽅が居住し、あるいは創作の拠点とした⻘森、東京、富⼭の三つの地域は、それぞれに芸術家としての棟⽅の形成に⼤きな影響を与えました。
棟⽅の⽣誕120年を記念し、棟⽅と富⼭、⻘森、東京の各地域の関わりを軸に、板画(はんが)、倭画(やまとが)、油画(あぶらが)といった様々な領域を横断しながら、本の装幀や挿絵、包装紙などのデザイン、映画・テレビ・ラジオ出演にいたるまで、時代特有の「メディア」を縦横無尽に駆け抜けた棟⽅の多岐にわたる活動を紹介し、棟⽅志功とはいかなる芸術家であったのかを再考します。
掌サイズの絵葉書から、公共の建築空間の⼤壁画まで、「板画」の可能性を広げ、様々なメディアを通じて「世界のムナカタ」が社会現象になるまでの道程─「メイキング・オブ・ムナカタ」を辿る⼤回顧展です。
<会期・会場>
【富山展】 2022年3月18日(土)~5月21日(日) 富山県美術館【終了】
【青森展】 2023年7月29日(土)~9月24日(日) 青森県立美術館【終了】
【東京展】 2023年10月6日(金)~12月3日(日) 東京国立近代美術館【終了】
公式HP:https://www.munakata-shiko2023.jp/