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フォトサービス 2023年3月5日 荻窪 消えた武蔵野の緑

フォトサービス 2023年3月5日 荻窪 消えた武蔵野の緑

nozom20230305-2L他
価格:710円~8,150
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商品概要

 住宅が敷き詰められ、鉄道と幹線道路が交差する。緑や川は随分と窮屈そう。「武蔵野の風景はかけらしか残っていない」。荻窪の近現代史を調べる松井和男さん(75)が寂しがった。

 地名は善福寺川沿いのくぼ地にオギが群生していたことが語源とされる。川沿いに縄文時代や弥生時代の遺跡が点在していることからも水の豊かさが分かる。

 かつて水田が広がり、荻窪駅南側の高台では秩父連山や富士山が見渡せた。1889(明治22)年に鉄道が開通すると、風光明媚(ふうこうめいび)な保養地として、高台に学者や文化人が別荘を構えた。その一つの「荻外荘(てきがいそう)」を昭和初期に譲り受け、別宅として使ったのが、戦前に首相を3度務めた近衛文麿(このえふみまろ)。幾度となく政治会談の舞台となり、終戦後にここで自決した。

 一方で緑は関東大震災後の都心からの人口流入や戦後の宅地開発で失われた。杉並区は荻外荘を当時の場所に復元する工事をしている。松井さんは「荻窪の記憶が宿る地となる。区民に戦争の負の歴史に加えて、かつて美しい田園風景が見渡せたことも想像してもらえれば」と願う。(原田遼)

紙面より一部抜粋(2023年3月5日発行 東京新聞朝刊)

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