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フォトサービス Z-152  2019年11月8日 秋(下)高ボッチ高原(長野県塩尻市)

フォトサービス Z-152 2019年11月8日 秋(下)高ボッチ高原(長野県塩尻市)

Z-152-2L他
価格:710円~8,150
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商品概要

夜明け待つ霊峰

 長野県塩尻市の高ボッチ高原で一日、諏訪湖畔の街灯(あか)りと雲海の彼方(かなた)に秀麗な富士山を撮影した。湖面に映る光が幻想的だ。日の出約四十五分前、東の空の地平線は朱色に色づき始めた。気温は一度。カメラをさわる指先が冷たい。晩秋の夜明け前の神々しい光景に胸が高鳴った。
 高ボッチ高原は岡谷市と塩尻市の境にある標高一六六五メートルの高ボッチ山を中心に広がる。名の由来は伝説の巨人「だいだらボッチ」が腰を下ろして一休みした言い伝えからという。山頂からは北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ケ岳、富士山などを見渡す三百六十度の大パノラマ。圧巻の光景に驚いた。
 この高原は富士山の撮影スポットとして知られ、全国から大勢のカメラマンが集う。特に晩秋から初冬は、雲海が発生しやすく、空気が澄むため約百キロ先の富士山がくっきり。この日のカメラマンは七十人を超えた。車のナンバーは岩手や世田谷、名古屋、岡山など全国区だ。
 二十五年前、写真企画「富士異彩」取材班として何度も富士山に通った。幸いにも一九九五年度新聞協会賞を頂き、その後もますます富士山の撮影に没頭した。多くの方々に共感を頂いたのがうれしかった。
 「絶景を行く」の連載は二〇一五年八月にスタート。今回で五十六回目に。そのうち、富士山は十回を数えた。心に残る写真は山梨県韮崎市のわに塚の桜と富士山(一七年四月十二日)と千葉県旭市の九十九里浜と富士山の夕景(一八年四月十日)。ともに神々しい一瞬だった。
 今回で連載は終了します。四年三カ月、写真の購入や手紙などで励まされながらの日々でした。読者の皆さまに心から感謝申し上げます。 (堀内洋助)

紙面より一部抜粋(2019年11月8日発行 東京新聞)

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