商品概要
神々しき光の軌跡
愛媛県今治市の亀老山(きろうさん)展望公園から瀬戸内海の夜景を望んだ。眼下に、世界初の三連つり橋「来島(くるしま)海峡大橋」のライトアップと日本三大急潮の一つ来島海峡の海面の彩りが鮮やか。その時、上空を松山空港に向かう航空機が通過した。船や港、灯台などの明かりとともに幻想的な光の絶景に魅了された。
来島海峡大橋は全長4105メートル。広島県尾道市と今治市の約70キロをつなぐ本州四国連絡橋のルートを構成する橋の一つ。来島海峡第一大橋と第二大橋、第三大橋の総称である。瀬戸内海の大自然とのコントラストがとても印象的だ。海が金色に輝く夕日も素晴らしい。
人気のライトアップは実施日が限定され、次回は7月2日。その後は9、16、17、18、23、24、30、31日に。日没から午後10時まで。詳細はインターネットで同橋ライトアップカレンダーを参照。
この橋を渡るルートは「瀬戸内しまなみ海道」と呼ばれ「サイクリストの聖地」としても知られる。9つの島々を橋でつなぐルート約70キロを自転車道で巡る旅は大人気。誰でも利用できるようにレンタサイクルもあり、ターミナルは尾道港からJR今治駅まで15カ所もある。貸出料金は1日大人1000円など。撮影に訪れた日の昼間、大勢の人たちが瀬戸内海の初夏の風に吹かれて自転車を楽しんでいた。
紙面より一部抜粋(2016年6月10日発行 東京中日スポーツ)
注意事項