商品概要
東京都清瀬市の金山調節池で今月中旬、モズの雄に出会った。木の梢(こずえ)でヒバリやホオジロのような澄んだ美声で鳴いていた。くちばしはほとんど開けず、のどを震わせる。ぐぜり鳴きという求愛の歌なのだろう。しばらくすると雌が現れ、2羽で木々を飛び回った。
モズは鋭いくちばしを持つ小形の猛きん。全長20センチ。春先の歌は「キィーキィー」という秋の高鳴きと違い、やさしい小声だ。漢字で「百舌」と書くのは、いろいろな鳥の鳴きまねから付けられた。春のフィールドで、その鳴き声を聞くのも楽しみ。(撮影・堀内洋助)
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