商品概要
群馬県粕川村で先月29日、スズメの大きな群れに出会った。枯れ草の茂る野原で、草木の種子を食べていた。何かの気配に驚くと、一斉に群れて飛び立つ。時々背の高い草木に密集した。見慣れた野鳥だが、群れの躍動感に魅了される。非繁殖期は集団で生活する。
スズメは留鳥で、アフリカやアジアの熱帯に分布するハタオリドリの仲間。日本の昔話や童話、俳句などに数多く登場し、人に親しまれる鳥だ。「チュンチュン」の鳴き声は有名。砂浴びの光景がおもしろい。寒雀(すずめ)は冬の季語。全長約14センチ。(写真と文・堀内洋助)
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