商品概要
栃木県藤岡町の渡良瀬遊水地で元日の朝、ホオジロの雌に出会った。雪原に葉を出すスイバの下に、くちばしを入れ、イネ科植物の種子を探して食べていた。エノコログサのようだった。一瞬目線が合った。見慣れている野鳥だが、正面顔はほほ笑ましく印象的だ。
ホオジロは平地から山地の草地や疎林などで普通に暮らす留鳥。雄の美しいさえずりは「一筆啓上つかまつり候(そうろう)」や「源平つつじ白つつじ」などと聞きなされる。聞きなしは声を分かりやすい言葉に置き換えたもの。全長約17センチ。千葉県の鳥。(写真と文・堀内洋助)
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