商品概要
栃木県藤岡町の渡良瀬遊水地でこの冬から春、チョウゲンボウにいつも出会った。アシ原を飛ぶタカ類を観察していると近くに現れ、ひらひらと空中に止まる低空飛翔(ひしょう)をして餌のネズミを探していた。長い尾羽が印象的。草が刈られた土手はいい狩り場なのだろう。
ハヤブサの仲間で、農耕地や河原などに留鳥で暮らす。春から初夏に川岸や山地の断崖(だんがい)で繁殖するが、近年は鉄橋など人工物の穴での子育てをよく見る。長野県中野市の十三崖(じゅうさんがけ)の繁殖地は国の天然記念物だが、今は激減という。全長35センチほど。(写真と文・堀内洋助)
注意事項