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千葉県習志野市の谷津干潟で3日朝、ズグロカモメに出会った。「キィッ、キィッ」と鳴いて、水温(ぬる)む水辺を飛び回り、好物のカニを捕食していた。同干潟自然観察センターによると、先月25日まで3〜4羽越冬し、26日から1羽。4月まで残るのは珍しいという。
ズグロカモメは冬鳥として、局地的に渡来するカモメ類。繁殖地は中国東北部など。世界的に数が少なく環境省レッドデータリストでは絶滅危惧2(ローマ数字の2)類に指定。その名の通り夏羽では頭部が黒くなる。全長32センチだが、翼を広げると85センチと長い。(写真と文・堀内洋助)
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