商品概要
神奈川県の海岸の断崖(だんがい)で先月23日、ハヤブサのつがいに出会った。ムクドリほどの小鳥を給餌された個体は、口でくわえて飛んだ。つがいのきずなは強く、生涯同じ夫婦で暮らすという。カラスやトビが近づくと「キッキッキッ」と鋭い声で鳴き、急降下や急上昇で威嚇した。雌雄ほぼ同色。全長は雄約40センチ、雌約50センチ。
ハヤブサは留鳥として、海岸や湖沼、原野、山地の崖(がけ)などに生息する。近年、大都市の高層ビルで繁殖して話題になった。特殊鳥類に指定され、環境省レッドデータリストの絶滅危惧種。(写真と文・堀内洋助)
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