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栃木県足尾町の大畑沢で12日、ノビタキ親子に出会った。巣立ちビナ3羽が飛び交い、親が追いかけて給餌していた。ここは煙害で荒涼とした山の急斜面。10年前から市民団体や小・中学生らが植樹を始めて緑がよみがえってきた。野鳥の子育てはその証しであろう。
ノビタキは夏鳥として渡来し、関東地方では山地の草原で繁殖する。親子がいたのは草が茂り、高さ1メートル弱の苗木が点在する斜面。山を越えると有名な繁殖地の奥日光・戦場ケ原がある。そこに行く途中ここを選んだのだろうか。全長13センチ。(写真と文・堀内洋助)
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