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千葉県習志野市の谷津干潟で25日、抱卵するセイタカシギに出会った。泥の上に小枝を重ねた巣で満潮に約6時間水没した。満潮は1日2回なので、この日は約12時間も。小潮以外、水没する。親は慌てる様子は見せず、潮が引くと再び抱卵を始めた。全長32センチ。
野鳥研究家によると、水没で繁殖に失敗する例があり、卵は水中では呼吸ができず死んでしまうという。しかし、平然と抱卵する姿を見るとヒナ誕生の願望を抱いてしまう。珍鳥だったが、1978年に習志野市で初繁殖後、東京湾北部で留鳥に。(写真と文・堀内洋助)
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