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千葉県船橋市内の農耕地で13日、国の天然記念物ヒシクイ1羽に出会った。田んぼの二番穂をついばんでは草地で休息を繰り返した。9日午後に確認され、16日夕方まで見られた。主に日本海側と宮城県北部に集団越冬地があり、都心近くに現れたのは珍しい。
ヒシクイは冬鳥として、水田や湖沼、湿地に渡来する大型のガン類。2亜種が知られ、体が大きいオオヒシクイは関東地方唯一の越冬地、茨城県稲敷市の稲波干拓地に現在77羽がいる。環境省レッドリストの絶滅危惧(きぐ)2(ローマ数字の2)類に指定。全長85センチ。(写真と文・堀内洋助)
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