商品概要
茨城県坂東市の菅生沼でこの冬出会ったタヒバリ。凍(い)てつく湿地を活発に歩いて餌を探し、時々小高い所に立ち止まり周辺を見回した。姿は地味で冬枯れの情景に保護色。飛び立つ時に「ピッピッ」と鳴いた。
タヒバリは冬鳥で渡来し、農耕地や河原などに生息。漢字は田んぼのヒバリと書くが、セキレイの仲間。ハクセキレイのように尾を上下によく振る。「草雲雀(ひばり)」という似た名前もあるが、これはコオロギ類の昆虫で美声で鳴く。タヒバリ類は7種が知られ、色彩は地味で互いに似る。全長16センチ。(写真と文・堀内洋助)
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