商品概要
剱沢幻視行 山恋いの記
和田城志 著
定価(税込):1,870円
A5判 並製 368ページ
発売日:2014/3/11
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最後の“怪物登山家”が語る風雪の峰々への限りない憧れと、数々の戦いの記録
【内容紹介】
ヒマラヤにおけるアルパインスタイルを初期から実践し、日本の伝統的な登山法と欧州のアルピニズム的な登り方を融合した日本を代表する登山家の半世紀。
その登山観を創り出し、支えたのは世界一の豪雪といわれる厳冬の剱岳、黒部での数々の経験だった。
とりわけ幻の剱沢大滝へと肉薄する姿は、山恋を超越して山に没頭する男の魂の叫びとなっている。剱岳や、ヒマラヤでのエピソードを豊富に紹介しながら、昭和の登山史、そこに挑んだ登山者たちの思いを綴り、「登山とはなにか」の答えにまで迫る。
登山専門誌「岳人」に長期連載され、その簡潔で誠実、迫力ある登山報告や独自の登山論が注目を集めた。知られざる厳冬期の剱岳と黒部渓谷の貴重な解説書でもある。
【著者紹介】
1949年、高知県生まれ。大阪市立大学出身。黒部峡谷の幻の剱沢大滝を見て登山に熱中。剱沢大滝初溯行。ゲントとランタンリルンに初登頂。剱沢積雪期溯行。先鋭的な登山法で、8000m峰のカンチェンジュンガ、ナンガ・パルバットなどに登山し、世界的な登山家として注目を浴びる。滑落事故で、膝に致命的な障害を受けたが、怪我を克服して、冬の剱岳・黒部、ヒマラヤと鮮烈な登山を続け、日本の登山界を牽引してきた。