10月10日(木)
「袴田さん再審事件~冤罪とメディアの責任」
講師:社会部 望月衣塑子記者
〈内容〉 1966年の一家4人強盗殺人事件で死刑が確定した袴田巌さん(88)の再審公判が静岡地裁で結審。9月26日に判決が言い渡される。無罪の公算が大きい。犯行当時、新聞・テレビなど報道機関は捜査当局の情報をそのまま伝え、疑わしきは罰せずという推定無罪の原則を忘れ、多くの冤罪事件を生み出す素地ともなってしまっていた。最近でも神奈川県の大川原化工機の社長ら3人が警視庁公安部に逮捕され、その後公訴が取り下げられた冤罪事件があった。なぜ冤罪が繰り返されるのか、刑事裁判の課題をメディアがはらむ問題を含めて、望月記者が切り込む。
〈プロフィール〉 望月衣塑子(もちづき・いそこ)
1975年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。2000年中日新聞社入社。東京本社社会部で東京地検特捜部を担当。経済部では武器輸出問題を取材。現在は社会部で旧ジャニーズ事務所元社長の性加害問題、外国人の難民認定、旧統一教会信者への取材に取り組んでいる。著書に「武器輸出と日本企業」(角川新書)「新聞記者」(角川新書)「日本解体論」(共著・朝日新聞出版)など。武器輸出など一連の報道で2017年に平和・共同ジャーナリスト基金賞奨励賞、18年には菅義偉官房長官会見での取材などでメディアアンビシャス賞特別賞に選ばれた。
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【10月2回セット】
①10月10日(木) ②10月24日(木)
各回 14時開始 約90分 (講座70分、質疑応答20分)
※見逃し配信は、全回2025年1月31日まで
【受講料】2回セット 2,600円(税込)
※大変申し訳ありませんが、1講座単体でのお申し込みはできません。