8月19日(金)
「ウクライナ戦争と昭和史~平和と戦争を問い直す」
講師:ノンフィクション作家 保阪正康氏
<内容>中立条約を破棄しての満州への侵攻、北方領土の不法占拠、そして60万人もの将兵・軍属らを極寒の地に連行し強制労働させたシベリア抑留…。77年前に旧ソ連が起こした軍事行動は敗戦国日本に大きな傷跡を残しました。冷戦時代、東欧に君臨したソ連邦は崩壊しましたが、核兵器を継承したロシアは今、隣国のウクライナを侵略し、核兵器の使用も辞さない構えです。ノンフィクション作家の保阪正康さんの目には現在の世界の状況が1930年代と重なり合うように映るといいます。「ニュース深掘り講座」では日露戦争からアジア・太平洋戦争に至る歴史を学びながら、ウクライナ戦争の行方や核抑止力の問題など戦争と平和を保阪さんと考えます。
〈プロフィール〉 保阪正康 ほさか・まさやす 1939年、札幌市生まれ。ノンフィクション作家として太平洋戦争を指導した将官から兵士まで4000人以上の戦争経験者を取材してきた。「昭和史講座」を中心とする昭和史研究で菊池寛賞を受賞。「東条英機と天皇の時代」(ちくま文庫)、「あの戦争は何だったのか」(新潮新書)、「昭和の怪物 七つの謎」(講談社新書)など著書多数。近著に短命政権で終わった反骨のリベラリスト政治家・石橋湛山を描き、「首相の格」は任期の長さではない、と断じた「石橋湛山の65日」(東洋経済新報社)がある。
ニュース深掘り講座
~オンラインで東京新聞・中日新聞 論説委員、記者らが徹底解説
日々、ニュースを伝える新聞記者、社説を展開する論説委員ともに、長年の取材で培った見識豊かな専門分野があります。
紙面での書き言葉とは一味違った、より分かりやすく親しみやすい話し言葉でニュースを深掘りするインターネットでのオンライン講座を開設しました。各記者、論説委員が独自の情報と切り口、資料分析からニュースの深層に踏み込みます。講座は毎回ライブで、質問もできる限り多く受け付けます。
【日時】8月19日(金) 14時開始 約90分(講座70分、質疑応答20分)
※8月回は翌休日のため、講座当日中に7日間視聴できる見逃し配信を行います。
【定員】200人(先着順・事前申し込み制)
【受講料】2,000円(税込)