MENU
MENU
東京新聞オフィシャルショップ
カート

現在カート内に商品はございません。

フォトサービス Z-153  2019年11月14日 孤高のブナ(栃木県日光市足尾町)

フォトサービス Z-153 2019年11月14日 孤高のブナ(栃木県日光市足尾町)

Z-153-2L他
価格:710円~8,150
プリントサイズ

商品概要

尾根の老木は 人間に勝った

 栃木県日光市足尾町の中倉山(標高1520メートル)で10月下旬、「孤高のブナ」の紅葉を撮影した。荒涼とした松木渓谷を見下ろす尾根に奇跡的に1本だけ残ったブナ。青く澄んだ秋の空と赤褐色の紅葉、茶褐色の山肌のコントラストに息をのんだ。
 かつて足尾銅山の製錬所からの亜硫酸ガスの影響で、草木は枯れた。同時に伐採や山火事などで足尾の山は荒廃していった。「孤高のブナ」の樹齢は百年以上という。辛酸な歴史を見つめ続けてきた。
 28年前、作家の立松和平さんと写真企画「渡良瀬有情」を東京新聞に連載し、取材班で何度も訪れた。当時、松木沢で煙害から生き残ったミズナラを取材した。その時、対岸の中倉山の尾根に1本だけ立つ木(ブナ)が心に残った。まだ一般的な登山道がなく、訪れることができなかった。営林署がヘリコプターで中倉山の急斜面に草と木の種と肥料、アスファルト乳剤(種を固定させるため)を散布していたころだ。
 今回、やっと念願が叶った。日光市役所足尾観光課によると「5、6年前に知られるようになり、3年前ぐらいからメジャーに。ネットで広まった」と話す。この日は平日で15人が登った。新緑や紅葉シーズンの土日はもっと多い。いつからか登山者はこの木を「孤高のブナ」と呼ぶようになった。
 中倉山から沢入(そうり)山への尾根は「足尾アルプス」の異名があるほど展望がいい。この日は初冠雪した秀麗な富士山が見られた。北側は荒涼としたがれ場で、反対側は樹木の紅葉が美しい。その対照的な風景に心打たれる。



紙面より一部抜粋(2019年11月14日発行 東京中日スポーツ)

注意事項

お届けする写真には「東京新聞 / 東京中日スポーツ」の透かしは入りません。
写真サイズの比率により余白部分が出る場合がございます。ご了承ください。
お届けする写真は、より実際のイメージに近づけるよう、画質補正・色調補正などを行っております。お客様がお使いのモニターにより印象が異なる場合がございますので予めご了承くださ い。
お分けする写真は、個人で記念として保存されるものに限ります。
出版物への転載、複写は固くお断りします。
受注制作のため、入金確認後、1週間~10日前後程度でのお届けとなります。半切・全紙サイズは1ヶ月程度かかります。

プリントサイズ・価格・送料

営業日カレンダー

赤字は、休業日です

2024年4月の定休日
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
営業時間
平日10:00~17:00