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フォトサービス Z-133  2019年4月11日 江川海岸の電柱(千葉県木更津市)

フォトサービス Z-133 2019年4月11日 江川海岸の電柱(千葉県木更津市)

Z-133-2L他
価格:710円~8,150
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商品概要

夜明け前の満潮にこだわる

 千葉県木更津市の江川海岸で3月31日夜明け前、海の上に立ち並ぶ不思議な電柱を撮影した。対岸に未来都市のような日本製鉄君津製鉄所の工場夜景が広がる。沖合を二隻の漁船が通過した。満潮の海面に、オリンピック聖火をほうふつさせる炎の明かりが電柱の長い影をつくった。海中の電柱と共演する幻想的な光景に心から魅了された。
 江川海岸は東京湾に残された最大の干潟、盤洲(ばんず)干潟にある。昔からアサリ漁が盛んで、春から夏は潮干狩り場として知られる。昭和の終わりごろ、電柱はアサリ密漁の監視小屋に送電するために造られた。約一キロ先に小屋があり、双眼鏡で観察すると四十五本を数えた。平成の中程に役割を終え、今は通電していない。
 この海岸は約四年前、「日本のウユニ塩湖」として話題になった。干潮時の水鏡に天空を映す光景がボリビアにある有名な絶景スポットに似ていると。同時に、長編アニメ映画「千と千尋の神隠し」に登場する海を走る海原電鉄の列車シーンをほうふつさせたという。今もなお大人気で大勢の人が訪れる。
 翌朝も日の出約2時間前に訪れた。残念ながら、聖火のような炎は消えていたが、波が穏やかで工場の明かりが幻想的に海面を彩っていた。海中電柱と共演する情景は美しかった。
 日が昇ると、富士山がくっきりと望めた。都心のビル群が海に浮かぶ光景も。澄み渡る春の日は珍しい。同時にヒバリとウグイス、キジが一斉に鳴き始めた。心癒やす江川海岸の春の朝のひとときに感動した。

紙面より一部抜粋(2019年4月11日発行 東京中日スポーツ)

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