MENU
MENU
東京新聞オフィシャルショップ
カート

現在カート内に商品はございません。

フォトサービス Z-124  2019年1月30日 冬(中)関八州見晴台(埼玉県飯能市)

フォトサービス Z-124 2019年1月30日 冬(中)関八州見晴台(埼玉県飯能市)

Z-124-2L他
価格:710円~8,150
プリントサイズ

商品概要

寒夜、暁を待つ静寂

 埼玉県飯能(はんのう)市の関八州見晴台を二十五日、訪れた。夕暮れになり、約六十キロ離れた東京スカイツリーと超高層ビル群がくっきりと望めた。乾燥して北風が強い冬ならではの光景だ。ビルと街明かりがともり始めると関東平野がイルミネーションの帯のように輝きだした。宝石をちりばめたように美しく、「百万ドルの夜景」をほうふつさせる。緑の回廊などの暗い部分は都心に近づくほど減った。厳冬の夜の絶景に魅せられた。

 関八州見晴台は、奥武蔵の標高七七一メートルにある高台だ。高山不動尊の奥の院が鎮座する。その名は関東八州が見渡せることに由来する。八州とは江戸時代の安房(あわ)と下総(しもうさ)、上総(かずさ)、相模、武蔵、常陸(ひたち)、下野(しもつけ)、上野(こうずけ)の八カ国の呼び名。現在の一都六県に当たる。

 この日は東京スカイツリーの奥に東京湾が細い川のように見えた。京葉工業地帯の煙突や横浜ベイブリッジ、ランドマークタワーなども。富士山と丹沢山、筑波山、男体山など関東平野を取り囲む山々も美しい。夜明け前、黒山三滝から男性のハイカーが登ってきた。「二時間かかったが、山頂で見る日の出は自分へのごほうびだ」と笑顔。人気のハイキングコースの一つだ。

 昼間は見晴台近くの高山不動尊を参拝した。成田不動、高幡不動とともに関東三不動とされる真言宗の寺院は、六五四年創建で千三百六十年以上の歴史を誇る。冬の山深い静かな境内を歩くと心が癒やされた。本堂付近から振り返ると正面に富士山の山頂付近だけ見られた。少しだけだが、実に神々しい。新緑のころ、東京スカイツリーと富士山を見に再び訪れたいと思った。 (堀内洋助)

紙面より一部抜粋(2019年1月30日発行 東京新聞)

注意事項

お届けする写真には「東京新聞 / 東京中日スポーツ」の透かしは入りません。
写真サイズの比率により余白部分が出る場合がございます。ご了承ください。
お届けする写真は、より実際のイメージに近づけるよう、画質補正・色調補正などを行っております。お客様がお使いのモニターにより印象が異なる場合がございますので予めご了承くださ い。
お分けする写真は、個人で記念として保存されるものに限ります。
出版物への転載、複写は固くお断りします。
受注制作のため、入金確認後、1週間~10日前後程度でのお届けとなります。半切・全紙サイズは1ヶ月程度かかります。

プリントサイズ・価格・送料

営業日カレンダー

赤字は、休業日です

2024年3月の定休日
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
営業時間
平日10:00~17:00